受け継がれるトラウマ

子供の頃に受けたトラウマが、無意識に残っていることを発見してしまいました。
ご存じのとおり、私の家ではデータという名前のパピヨン(犬種)を飼っています。

データは5歳で体重が3.5キロぐらい。パピヨンの中では平均的な大きさですが、もちろん人間に比べるととても小さいです。

うちの妻は、データのことを、ことあるごとに「ちっちゃい」と呼びます。
近頃はデータもそれを悪口だと認識しているのか、そう呼ぶと怒り出すようになりました。

これには、彼女のトラウマが隠されていました。

子供の頃、背の小さかった彼女は、よく「ちっちゃい」と言われたようです。
それが無意識に、ペットをからかうときの言葉に化けたのです。

そして私は、データに怒るとき、語尾によく「このハゲ!」と付けます。
データは毛むくじゃらで、はげている部分など一つもありません。

これも自分では意識していなかったのですが、私も子供の頃におでこが広いという理由で、よくハゲとからかわれました。

それを無意識のうちにペットにやり返していたんですね。

これはたまたま言葉の場合でしたが、もし私たちが子供の頃に虐待を受けていたら、データに対しても暴力をふるっていたことでしょう。

よく、虐待を受けた子供は、自分の子供が出来たときに自分が受けた虐待をしてしまう、ということを聞いていましたが、今ひとつぴんと来ませんでした。

自分自身がそうしていると言うことに気がついたときは、ぞっとして血の気が引きました。

これはたまたま相手がペットの場合でしたが、子供の場合だったらどうなっていたでしょう。
子供も、自分と同じような傷を受け、将来自分よりも弱い対象にそれを繰り返していたかもしれません。

とりあえず、データに対しては、こういった言葉使いをなくすようにしました。
ペットに対して大げさな、と思われるかもしれませんが、なによりそれが自分たちのためでもありますし。

皆さんは、こんな経験ありませんか?



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